神戸にあるアパレルブランド、CLOCHE(クロシェ)さんの本社にやってきた、筆者フォトグラファーのスミレと筆者の従姉妹でシジュウナナデザイナーのアカリ。
今回は代表である沼部美由紀さん(以下、美由紀さん)と沼部健さんと素敵なCLOCHEメンバーの方々にお話を伺いながら、会社をご案内いただいた。
「うちは神戸らしい服を作っている」と、美由紀さん。もともとはセレクトショップとしてスタートし、フランスやイタリアの輸入品を扱っていたが、その過程で「実は神戸にも素晴らしい技術がある」と気づき、地元の職人技を活かしたものづくりへと舵を切ったのだという。
※現在は、日本初のバレエシューズ専門ブランド farfalle(ファルファーレ) をはじめ、TRECODE(トレコード)、Alison Tiered(アリソンティアード)、pelaq(ペラク) など、多彩なブランドを展開している。
CLOCHEのものづくりの根底にあるのは、「人に優しいプロダクト」であることと「ここち良さを、あたらしい視点から」提案するという考え方だそう。流行や大量生産に流されるのではなく日常の中で長く愛される服をつくること、それがCLOCHEの変わらない原点なんだとか。
現在の新しい試みは、「着ているだけで保湿するタートルネック」 の開発だという。タートル愛用者から聞く「保湿クリームを塗るのが面倒」という声に着想を得て企画された。すでにファーストサンプルが完成しており、取材中も美由紀さん自身が試着し「着心地は良いが、改良点もある」と即座にフィードバックを返していた。まさに「ここち良さを、あたらしい視点から」という考え方が現れている。
最後にCLOCHEビルの全フロアを周らせてもらい、アイディアに満ちた会議室に、カフェのようなお洒落でホッとする空間の休憩室、撮影部屋…そして美由紀さんが太鼓判を押すクロシェビル1Fに店舗を構えるパニーノ専門店「ポルトパニーノ」にもお邪魔し、旬のメニューである生ハムといちじくを頂いた。こんなに美味しいパニーニがすぐに食べられるなんて羨ましい!(ごそうさまでした!)
編集後記
株式会社クロシェ
『ここち良さを、あたらしい視点から』
もっとたのしく、美しく、便利になるように、
クロシェは常識にとらわれることのないしなやかさで、あたらしいここち良さを目指し続けます。
https://cloche.jp/
ビジュアル制作会社にカメラマン兼オウンドメディア運用担当として勤務後、クックパッド株式会社にてカメラマン兼ライターとオウンドメディア運用を担当。現在、独立しビジュアル撮影をメインに活動中。
絵描きの祖父と衣装デザイナーの祖母の影響で幼少期から絵とファッションへの憧れを抱く。その後某服飾専門学校でデザインを学び首席で卒業。ファッションデザイナーの経験を得て、現在はイラストレーター、グラフィックデザイナーと、ファッション性を落とし込んだ幅広いデザイン領域で活動中。